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ヒポファエラムノイデス果実エキスとは?
ヒポファエラムノイデス果実エキスとは、グミ科シーバクソンの植物エキスでオレンジ色をした果実です。
シーバクソンは厳しい乾燥地帯や、マイナス40度の寒冷地でも生き延びるため「奇跡の植物」として世界中から注目されています。
一般的には「サジー」や「沙棘」という名称で知られています。
ヒポファエラムノイデス果実エキスの効果や働きについて解説していきます。
ヒポファエラムノイデス果実の栄養素
ヒポファエラムノイデスには、果実や果皮に200種類以上もの栄養素があると言われています。
ビタミン、アミノ酸、ミネラル、食物繊維など美容や健康に取り入れたい成分が詰まっている果実と言えるでしょう。
ビタミンA、ビタミンC、ビタミンEが豊富に含まれ、ビタミンCではレモンの約10倍、ビタミンEはくるみの約3倍、カリウムはわかめの約12倍あります。
果実からとれる「サジーオイル」とは
ヒポファエラムノイデス果実から得られるオイルを「サジーオイル」「サーチオイル」「ヒッポファエオイル」と言われています。
呼び名では「サジーオイル」が一般的なので「サジーオイル」の名前で紹介していきます。
サジーオイルは、パルミトレイン酸やカロテノイドが多く含まれています。
パルミトレイン酸は、ヒトの脂肪に10%以上含まれている脂肪酸で、皮ふ組織に重要な役割を果たしています。年齢とともに減少することで、老化の原因につながると言われています。
パルミトレイン酸を含む油は、皮ふへの浸透性が高くべたつかず軽い質感のため化粧品にも配合されています。
カロテノイドとは、強い抗酸化作用を持ち、動植物に存在する黄色または赤色の色素成分です。
活性酸素を抑え、除去する働きがあります。
ヒポファエラムノイデス果実の効果
ヒポファエラムノイデス果実は、医療健康分野でも幅広く研究が進められており、美容分野でも大きな期待を寄せられている成分です。
肌の保湿効果:水分保持にすぐれたヒアルロン酸を増加させ、乾燥をサポートすることに期待されています。
メラニンを抑制:シミの原因となるメラニン色素の元となる、チロシナーゼの活性を阻害することからメラニン抑制効果があると言われています。
紫外線保護作用:紫外線による肌の酸化や、脂質代謝の乱れを防ぐ効果に期待されています。
果実は主に、医薬品や健康飲料、食物やジュースに活用。
種子オイルは医薬品や化粧品に使われています。
ヒポファエラムノイデス果実は、医療、健康、美容と多くの産業を支えている植物と言えるでしょう。
また過酷な環境で生き抜く力を持つため、貧困や砂漠化を防ぐ植物として注目されています。
参考資料:
厚生労働省 e-ヘルスネット カロテノイド
日本サジー協会
化粧品用語辞典2008 中央出版P192 ウミクロウメモドキ油