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ミツヨ・エコプロダクツ
ローマカミツレ花エキスとは?
ローマカミツレ花エキスは、ローマカミツレの花から抽出した植物エキスです。
化粧品やヘアケアに配合されているので、よく見聞きする成分かもしれません。
原産はヨーロッパが多く、古くから防虫剤や気分をリラックスさせる入浴剤として使用されてきました。
またアロマテラピーとして、沈静や不眠症の緩和に用いられることもあります。
ローマカミツレ花エキスとカミツレ花エキスの違いは?
「ローマカミツレ花エキス」と「カミツレ花エキス」は、同じキク科の植物エキスで一見よく似た成分に見えますが、化粧品での配合目的はそれぞれ違います。
ローマカミツレ花エキスは、抗糖化作用、抗炎症作用として配合されています。
カミツレ花エキスは、抗アレルギー作用や紫外線防御作用で配合されています。
カミツレ花エキスには独自の製法で抽出された「カモミラET」があり、医薬部外品の美白有効成分として認められた成分です。
化粧品以外に「カミツレ花エキス」はハーブティーとして有名で、リラックス効果があるお茶として親しまれています。
フランスでは最もよく使われる「薬用植物」
ローマカミツレ花エキスは、フランスでは健胃剤や解熱剤、消毒剤として一般家庭に普及していると言われています。
入浴剤も体の痛みをほぐす目的で使用され、日常生活ではなじみの深い成分です。
ローマカミツレ花エキスの抗糖化作用とは
糖化とは、体の中の余分な糖質とタンパク質が結びついて老化を早める「AGEs」という物質が生成されることです。
AGEs」は大量に増えると、肌にシミやシワができやすくなり、成人病にもなりやすいと言われています。
特に年齢が上がるにつれ、肌に出てくる黄ぐすみは糖化が原因であることがわかっています。
食生活に大きな関わりがあり、炭水化物の摂り過ぎや、高GI食品の摂取により「AGEs」の生成が高まります。
老化の原因となる「AGEs」を抑制できるのが、ローマカミツレ花エキスなのです。 特に肌悩みに多い、シミやシワをサポートするため、エイジングケアにはぜひ取り入れたい成分と言えます。
どのような商品に配合されているか
ローマカミツレ花エキスは抗糖化作用があることから、さまざまな商品に配合されています。
シャンプーや洗顔料、石鹸などの落とすアイテムに配合されることもあり、特にシャンプーでは髪に輝きを与える成分として使われています。
スキンケアでは、化粧水や乳液だけでなくシートマスクや日焼け止め製品など幅広く使用されています。
肌荒れ予防効果があることから、敏感肌向けスキンケアや低刺激スキンケアにも配合されているマルチに活躍する成分です。
参考資料:
化粧品オンライン ローマカミツレ花エキス
化粧品オンライン カミツレ花エキス
化粧品成分用語辞典2008 中央出版 P302ローマカミツレ花エキス